u先日お盆休みで実家(群馬)に帰っていた私ですが、いつも実家に帰ると何か作ったり、母や母の知人の巻き爪補正をしたり、けっこう手仕事をしていることが多いのです。
そんな私が、実家で以前から気になっていた鏡があります。
シンプルな作りの卓上ミラーなのですが、大きさ(30cm×25cmくらい)や重さ、角度調節のしやすさと安定性が優れていてとても使いやすいらしく、母が長年(たぶん20年以上)愛用していたものです。
なのですが、数年前にネジが緩んで鏡が外れかけてテーブルに当たったかなにか衝撃を受け、端から大きく欠けてしまっていました。
割れた鏡は危険だし、角度もうまく調整できなくなりました。

こんな感じになってました。

兄には「もう捨てたら?」と言われたらしいけど、それを使い続けている母。
いや、私や姉や姪すら、実家に帰っているときは洗面台の鏡でお化粧するよりもその欠けた鏡が使いやすいと思っていたのです。
今回はちょっと休みの期間も長く、その時は母と私と二人だけで特に急ぎの用事もなかったし出かける予定もなかったので、その欠けた部分にテープでも貼ろうか、またはフェイクのグリーンでもオシャレに飾って欠けた部分を隠そうかなどと急に思い立ち、国道沿いのダイソーまで歩いて行くことにしました。
車で行ったことはある場所でしたが、歩いて行ったら結構ありました。
というか、行けども行けどもたどり着かない。
あれ?もうだいぶ歩いたよ?と思いながら、途中で道を間違えているような気配を察知。
国道沿いではなく、もう一本並行して走っている大きな道路沿いだったのでした。
Google mapで現在地とダイソーを確認したところ、1.5kmほど行き過ぎていた!
その日はカンカン照りではなかったのですが、それでも大汗をかきつつGoogle mapを頼りにようやくダイソーに到着。
いろいろ見ているうちに、テープやグリーンの飾りはやめて、欠けた部分をしっかり鏡と同じくらいの厚さのボードで補強して、ガラスタイルで飾って隠した方が丈夫でしかもキレイかもと思い付き、材料を購入。
コルクボード6mm厚とスチレンボード5mm厚とで迷いましたが、細かい加工のしやすさを考えてスチレンボードに。
それと、1cm角のガラスタイル、強力両面テープ(タイルを貼る用)、エポキシ系の接着剤(鏡とボードを貼る用)、透明な幅広テープ(鏡とボードを裏からしっかり固定する用)などを購入。

タイルはいくつかのカラー系統で濃淡が組み合わせられたセットを売っていましたが、白と黒のモノクロセットにしました。

まずは、鏡の欠けた形に合わせてボードをカッターでカットし接着剤で貼り付けます。
なんとなく見当で購入したスチレンボードでしたが、鏡の厚さとピッタリでした。私は天才か!?

この後裏から5cm幅の透明テープを隙間なく縦横敷き詰めるように貼り、鏡とボードを一体化させまして、今度は表側のいちばんフチに1cmの強力両面テープを貼り、1cm角のタイルを白黒交互にピッタリ並べて貼り始めました。
いい感じになりそう!

そのままぐるりと一周。
両側から鏡を挟む4cmくらいの幅(長さ?)の金具にもタイルを貼って、金具が目立たないようにしたのもコダワリです。

しかし、これではボードを足した部分が白く残ったままですので、補正部分を隠すようにタイルを並べて貼り、それとバランスを取るように他の角の部分にもタイルをちょっとずつ足しました。
ちょっとアールデコ風?な市松模様になりました。
さらに、この両側を挟んで締めていたノブのようなネジ(ロブノブというらしい)のプラスチック部分が劣化して欠けていたのが原因で鏡が緩んでしまったので、このロブノブを買うためにまたも歩いてダイソーよりもちょっと遠くにあるロードサイドのホームセンターまで行きましたが、買いに行って正解でした。
もう好きな角度ですんなり止まる使いやすい鏡に大変身。
母もとても気に入ってくれました。その後遊びに来たお客さんにも見せたりして自慢してます。

 

ちなみに、ロブノブとはこれ

 

 

結局、鏡を直すためにたぶん5kmくらい歩いたような気がするんですよ。
楽な靴で行ったんですが、実は足の底と親指の横がジンジンしびれてて、お風呂に入った時見て見たら軽く水膨れができていました!
でも材料費は1,000円もかかっていませんし、なにより母が喜んでくれたのでよかった~と思っています。

 

 

 

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